この週末、29日(土)は山梨県で開催された北麓カップに参加させて頂きました。
主催チームの皆さま、関係者の皆さま、対戦して頂いたチームの皆さまお世話になりました。

山梨県・長野県・群馬県・神奈川県・東京都・埼玉県等、関東甲信越地区の強豪24チームが参加してのカップ戦。
どこのチームも全国予選を間近に控え、最終調整モードの適度な緊張感が漂う大会でした。
開会式では、前年度優勝チームとして優勝杯返還という名誉ある役割をキャプテンHが経験。
OBとなった昨年の6年生に感謝。。

6チームごと4つのブロックで行われた予選リーグ。我がチームは2勝3敗の4位通過。
決勝トーナメントでは2回戦で敗退。。。。

戦績は残念な結果となりましたが、大きな収穫があった大会でした。

「笑顔と元気を忘れずに」
今日は、鬼コーチ封印。とにかく、伸び伸びとドッジボールに集中して欲しい。
そんな気持ちが通じたのか、予選第1試合・第2試合を連勝して幸先の良いスタート。
予選第3試合。神奈川県の強豪チーム。
見事な速球によるコンビネーションの攻撃に手も足もでないとはこのことだ。(;´Д`)

予選第4試合。群馬県の強豪チーム。私の予想では今日の優勝候補2チームのうちの1つ。
「笑顔と元気」
緊張しているわけではないが、リードを奪われると途端に攻撃陣が慎重になりすぎる。

お昼休憩を挟んでの予選第5試合。静岡県の強豪チーム。私の予想の優勝候補のもう1つ。
お昼の休憩中に鬼コーチは考えました。
この2戦の敗戦。敗戦したことは大したことではナイ。まだそのレベルでないだけ。
気になるのは子どもたちの表情。
負けているからしょうがないんだけど、苦しそうな表情で闘う子どもたち。
ここ最近の交流戦でもずっとそうだった。
「彼らは何と戦っているのだ?」
「ん!監督や私に言われたことをやろうとしてできない自分と戦っているのでは?!」

当然、勝つためには戦術が必要。
「できないことを求めてないか?」自己反省。

「去年の6年生のイメージは捨てろ。君たちは君たちのプレーを磨け。」
早いパスワークをしようと乱暴になげる選手たちにいつも言う言葉。

でも、一番去年のチームのドッジボールのイメージにこだわっているのは自分なのでは?

試合開始前のミーティング。
「予選のここまでの結果を見れば、相手は格上だ。でも『勝てない相手』はいない。
 ガチンコで行こう!撃つべきときは撃つ!その分相手の攻撃も増えるけど、ボールを絶対に残す!
 そんなドッチボールをやってみないか?」

子どもたちの顔に笑顔が戻る。

開始早々、6年生アタッカーが削られる。
すかさず、元外野のキャプテンが外野から生還。
立て続けにカットを決める。
5年生のサブアタッカーコンビも内野から削る!
当てられても外野から生還!
残り40秒。あと一人で同点。
残り20秒。ついに同点。
残り3秒。相手外野から決められ逆点負け。

結果的にやはりこのチームが優勝した。
決勝戦を見ながら、このチーム相手にがむしゃらに闘っていた子どもたちの顔を想いだす。

勝ち方にこだわるのが早すぎた。
先ずはガチンコで十分に闘える技術と「心」ができてからだった。

「ガチンコで打ち合おう!」

勝ち負けではない、今年のチームがやりたいドッジボールの形の一部が見えた大会でした。

さぁ、今週末は夏の全国予選。
最初からクライマックスで行こう!