この週末、23日(祝)はチーム主催の交流会でした。
参加して頂いたチームの皆さん有難うございました。
また、朝早くからの準備、1日の運営にご協力いただいた保護者の皆さん、お疲れ様でした。

この日、参加して頂いたのは夏の県予選で5・6・7・8位となり、先日の北関東大会に埼玉代表として参加されたチーム。
22日(日)の練習開始前にオフィシャルチームメンバーを集めてミーティング。
「明日の練習試合に来るチームは?」
「Sさん、Tさん、Iさん、Sさんの4チームです。」
「そう。その4チームと練習試合を組んだ監督の想いはどこにあると思う?」
キャプテンH。「・・・・・・・・・・」
副キャプテンT。「・・・・・・・・・」
「この4チームといえばどんなチーム?」
6年生H。「強い!」
「うーーーん。まぁ一回戦負けの我々からしたら確かに強い相手だね。でも、もっと具体的に。分かる人?」
全員。「・・・・・・・・」
「あのね。この4チームは前回の夏の全国予選でベスト8になって北関東大会に出場したチーム。でもベスト4には残れなかった。一回戦負けのみんなが次の大会でベスト4に戻るためには絶対に倒さなくてはならない相手。だからこの4チームと試合をするんじゃないかな?」

そんな気合を入れたのですが。。。。

さて、予選。キャプテンHが指のケガにより見学ということもあり、中々攻撃陣が上手くいかない。
(ま、いつもの通りと言えば。。。。。)
監督は5年生アタッカーの次男坊を使いたがったが、なんとか6年生のサブアタッカー候補Rに経験を積ませてあげたいとの想いで、使ってはみたものの。。。
アタックを撃てない。。というより撃たない。。。。。。。

予選を3位で、5チームによる決勝トーナメント。
緒戦は4位のSさん。夏の全国予選で1回戦負けを喫した相手。
試合が始まる前に監督と再度、アタッカーについて相談。
外野は6年生のHで意見の一致。
内野は。。。監督はエースのTと5年生の次男坊Hを指名。
「6年のRの方が、全体は盛り上がりますが。。。。」
「うーーーん。。。。ま、任せるよ。」いつもの信頼という名の丸投げ(*・ω・)ノ

6年生を集める。自分たちで考えさせたい。自分たちで掴みとらせたい。
「さぁ、どうする?負けたら終わりのトーナメント。アタッカーをどうする?
 監督は5年のHという指示だけど、どうする?手堅くいくか?」
すると6年のRがじっとこちらを見ている。
「R。どうする?任せるか?やるか?」
「やります。」
「負けたら終わりだよ。敗戦の責任を負わされるのがアタッカーの宿命だよ」
「やります。」
「できるの?」
「できます。」

ダメなんだよ。結果を残してないんだから自分で声をあげなきゃ。自分から挑まなきゃ。
やりたそうな目だけで、こっちから声をかけなきゃ「やります」と言わない段階であらかた決まってはいたけどね。。。

アタッカーをT、Rに加え5年生Hの3人で行くこととする。
Hにはセンターでやや下がって。4アタックはH。Hは徹底的に相手の肩コースを突く。

さて、試合開始。
出だしは順調にボールをキープしつつ、少しずつ相手を削っていく。
中盤に入り相手の猛攻にディフェンス陣が崩されていく。
終盤に入り、ボールが5年生Hの元へ。
渾身の肩コース。思わず屈んだ相手選手の背中に当たりコートの外へ。何とか同点として残り14秒。マイボール。
エースTから外野Hへ。外野Hがサイドを切ってカウント0にするRへのパス。
この試合も一本もアタックを撃たなかったR。
ここでアタック。。・゚・(ノД`)しかもど真ん中。
呆然とするTとH。

残り5秒。相手は冷静にサイドの外野選手に。
4月入団の5年生T。抜群の運動神経の持ち主ではあるが、それが邪魔して地道な努力を嫌うT。
突っ立ったままのTの足元にアタック。万事休す。

試合終了後の反省会。
「昨日の練習の始まりに私は君たちになんと言った?」
キャプテンH。「・・・・・・・・・」おいおい。。。
副キャプテンT「・・・・・・・・・」
副キャプテンH「・・・・・・・・・」おいおいおいおいおいおいおいおいおい。

「今日の相手は県ベスト8のチーム。絶対に勝たなくてはいけない相手。
 そんな気持ちすら持てないで勝てるプレーができるわけないと思うよ。
 技術で劣るのか、気持ちで劣るのか、その両方劣っていたら絶対に勝てないよね?
 チームが勝つことよりも自分のプレーしか考えない。
 チームが勝つために自分に一番練習に真剣に取り組まなければいけないことを理解しない。
 そんな選手が1人でもコートにいたら勝てないよ。
 私は勝つためのサポートはするよ。
 でも勝ちたいのか、勝たなくてもいいのかを決めるのはみんな自分自身だよ。
 気持ちが足りないんじゃない?」