ドッジボールのつぶやき

次男坊が所属していた競技ドッジボールチームのスタッフとして子どもたちと一緒に悩み、一緒に喜んでいます。 日々の練習・試合で感じたこと、思ったことを備忘録として残していきます。

2019年02月

私がチームのコーチとしてスタッフになったのは一昨年の夏の前。
当時は次男坊がまだ3年生で、5月の合宿に保護者お手伝いとして帯同。
夜のスタッフ・保護者の懇親会で監督と代表からコーチとして手伝って欲しいとの申し出が。

それまで私は40歳からはじめた「よさこい」に夢中になっており、次男坊がドッジを始めるまでの夏~冬の週末はお祭りで踊り子として楽しんでいた。
「よさこい優先でもいいから。空いてる時間でいいから。」とのお言葉を頂き、ありがたくスタッフの一員に加えてもらった。

夏のよさこいシーズンのはじまり。
私がお世話になっていた連は、新潟県柏崎市で開催されるよさこい祭りからシーズンインが恒例。
コーチとなって間もない私はもちろん、よさこい優先。チームにとって初披露だから。
しかし、その日は夏の全国予選。
オフィシャルチームは6年生がいなく、5年生・4年生と3年生の次男坊。
これまでの次男坊のジュニアチームがいきなりオフィシャルの中心に。
それでも、これまでのジュニア時代のプレーを見てきて
「まぁ、彼らならベスト8は固いでしょ。来年、来年」
と、美味しいお酒に酔い、翌日のお祭りを楽しんでいた。
「第一試合 ●●に負け」
「第二試合 ▲▲に負け」
試合のお手伝いに回った妻からメールで戦況報告。。。
「なにやってんだか・・・」
結果は予選落ち。
5年生チームとはいえ、予選落ちするようなメンバーではない。

翌日の練習。
監督・代表・スタッフ・選手で緊急ミーティング。
「君たちは本当に全国大会を目指すのか?」
監督と代表が聞きたいのはその1つだけ。

前年の夏、埼玉県が開催地ということで協会推薦枠で夏の全国を経験した5年生。
「今度は自分たちの手でカラーコートでプレーしたいです」
当時は5年生、今の6年生の彼らの目は真剣だった。

「全国大会かぁ。。。テッペンかぁ。。。」
私は中学・高校・大学と10年間、体育会のバスケ部に所属し「勝つためのバスケ」をやってきた。
それだけに、「全国」・「テッペン」を取るということがどれだけの覚悟が必要かわかっているつもり。

子どもたちの目を見る。
次男坊が初めて出場した大会。
ジュニアチームとして初入賞。
表彰式で賞状をもらったのはキャプテンではなく次男坊だった。
「今日は初めてのHが一番頑張ったから」
初めての賞状を受け取る役割を入団間もない次男坊に譲ったジュニアキャプテンのY。
オフィシャルチームになってもキャプテンを継いだY。
彼の目は真剣だった。

「しょうがない。よさこいはお休みだな。」
私の【覚悟】が固まった。

よさこいの連では役員をやっていたので、役員のメンバーには迷惑をかけることとなるが、シーズンイン間もなくの連代表に休止の意向を伝える。
「埼玉のテッペン取って帰ってきますから。そのときは祝杯宜しく♪」

あれから1年半ちょっと。
「彼らと一緒に全国に行こう」と全ての試合に帯同した。
それでも叶わなかった夢。

最後の試合では、あのときの覚悟を決めたみんなの目が見たいな。

日頃、色々なチームの監督さんのブログを拝見し、勉強させていただいている。
ここ最近、全国大会出場を逃したチームの監督さんのブログで共通しているのは、「5年生問題」。

卒業ドッジに向けて6年生に最後の有終の美を飾らせてあげたいという想いと同時に、3月の卒業ドッジ以降の新チームへの移行を視野にいれていかなければならないのは、うちのチームも同じ。

月曜日の定例練習は、次男坊の授業参観があり仕事を早退したので、珍しく最初から参加。
元々月曜日は参加者数が少ない日でもあったので、5年生の次期エース候補のTを6年生のアタッカー陣に混ぜてみた。

5年生のなかでも球速は1番だけど、まだまだ。
でも、思いのほかきちんとできている。あとは、キャッチしてからリリースまでを如何に早くするか、というところ。

さて、他の5年生は。。。。(`-´メ) プンッ
ラインを踏んで投げる。
ハンドキャッチをしようとして、当然取れない。
→なぜ、ハンドキャッチをしているのか意味不明。。。。
投げた後にきちんと下がらない。。。。。等等。。。。。(`Д´) ムキー!

「意識」が足りないんだよなぁ。。。
あと、1ヶ月後なんだけどな。。。。いつまでも5年生ではないんだよ。

いつも練習のときに言うこと。
「何のための練習なのか?何を意識してやらなければいけないのか?試合のどういうシーンのための練習なのか?よく考えて意識して練習すること」

同じ2時間の練習でも、考えながら意識してやるのとやらないのでは、成長スピードが全然ちがうんだよ。
もう、夏への道は始まっているよ。

昨晩のニュースで、野球の全日本代表監督 稲葉監督のインタービューを見た。
選手に伝えている大切な言葉。「1」。
一瞬の閃き・一瞬の判断・一瞬のミス。
世界大会ではこの「1」が結果を大きく左右するということ。

先週末の相模原ウィンターカップ。
決勝トーナメント進出できた我がチームは1回戦を何とか勝ちきり、2回戦へ。
2回戦(準々決勝)の相手は、春の全国大会予選神奈川県大会で惜しくも準優勝で全国への切符を逃した強豪チーム。
関東大会では予選で同じリーグとなり、唯一負けてしまったチーム。
何としてもリベンジして準決勝に進みたい。。。。。

序盤は相手の攻撃を互いに凌いでは削られを繰り返すシーソーゲーム。
しかし、2分を過ぎたころからやはり守備力の差が出てくる。
リードを奪われると、途端に攻撃力の差も出てくる。
言ってみれば総合力で勝てない。。。。(;´Д`)
残念ながらベスト8どまり。。。

しかし、この大会。
春の全国大会に出場する東京代表、神奈川代表が出場している。
普通に考えればこの2チームで決勝を争うのか?と思うところ。

東京都代表、まさかの1回戦敗退。代表を破ったのは東京都大会で惜しくも準優勝したチーム。
その準優勝チームも2回戦で、同じ東京都の強豪チームに負けてしまうという波乱の展開。
神奈川代表もまさかの2回戦敗退。これも同じ神奈川県のチームに。。。。
「1」
1セットマッチの難しさ。
一瞬の判断ミスが試合の結果を大きく左右する。
「1」
1日練習すれば、チームの力の差が大きく変わる。
「1」
選手全員の気持ちが1つになれば、結果を大きく変えることができる。


「1」
卒業ドッジまであと1ヶ月。
1回、1回の練習を大切に気持ちを1つに、最高の結果を求めて頑張ろう。
目指すは「1」。


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