ドッジボールのつぶやき

次男坊が所属していた競技ドッジボールチームのスタッフとして子どもたちと一緒に悩み、一緒に喜んでいます。 日々の練習・試合で感じたこと、思ったことを備忘録として残していきます。

2020年01月

このブログの目的は、指導に関する備忘録。
昨年の今頃は何を考えて、どうしようと思っていたのかと過去ログを読んでみた。
最後の全国大会への挑戦を前に「5年生問題」に悩んでいたんだなぁ。

今年はほとんど感じていない。笑
実力はまだまだだけど、一番大切に思っている「気持ち」は問題ない。
次男坊がいる学年ということもあるとは思うが、今の5年生はジュニアの頃から「立ち向かう選手」だった。
この時期になるとジュニアVSオフィシャルでのゲームを増やすが、今の5年生が4年生だった頃は「絶対勝ってやる!」と言っては打ち砕かれてきた。笑
昨年5年生問題で悩んだ今の6年生は。。。。
「勝てるわけないじゃん。。。」「もうやめる」とか弱音しか聞かなかった。

今の5年生が4年生の頃、県内ジュニアには絶対王者が君臨していた。
「君たちが6年生になったとき、全国をかけて闘う相手だ」
交流会での敗戦後、そう伝えたときから彼らの目標は「打倒◎◎!」になった。
それ以降の大会では順位なぞどうでもよい。とにかく◎◎と対戦したい!という気持ちしかもっていなかった。しかしながら、なかなかその機会は得られなかった。
そしてジュニアとして最後の大会で、決勝という舞台でようやく対戦の機会を得た。
相手は10人に対しこちらは8人。数的不利の状況の中、最後の最後で逆転して勝利し、最後を優勝で終えた学年。「やっぱり俺たちが一番じゃん」と誇らしげに言ってきた5年生たち。
オフィシャルチームになっても果敢に練習に取り組んでいる。まだまだだけどね笑。

今の4年生は。。。残念ながら今の6年生と同じだな。
オフィシャルの試合に連れて行っても「試合に出たい」という目線を向けるどころか目線を合わせようとしない。オフィシャルの練習に混ぜてもすぐに戦列を離脱しアイシングをしにいく。
己に勝てなければ、強い相手と闘うことを求める者にならなければ6年生になったときに「かっこいい選手」にはなれないぞ。
勝てる相手に勝って喜んでいるだけでは、あっという間に抜かれるぞ。

待っている。
「強い相手と闘わせてください」
「あのチームに、どうしたら勝てるようになるんですか?」
そんな瞳をぶつけてくる選手の登場を。

この週末の26日(金)は県内チーム主催の交流戦に参加させて頂きました。
対戦して頂いたチームの皆さん、主催チームの皆さんお世話になりました。

この日は審判の皆さんのレベルアップ講習を兼ねた交流戦。
県内5チームが集まりました。
春の全国大会予選まで残り2週間。どのチームとも予選・決勝トーナメントで対戦するかもしれないチーム。互いに真剣モードでの対戦です。
午前中は勝ったり負けたり。。。課題がはっきりしているのがせめてもの救い。
あとは選手たちの気持ちの問題かな・・・

体調不良で午前中お休みしていた6年生エースが午後から合流。
攻めあぐねていただけに、一気に気持ちが高まります。
いよいよ予選リーグ。『勢い』という言葉がぴったりな展開。
1試合1試合、強気の攻撃が集中した守備を生み、またそれが強気の攻撃を生む。
全勝で予選1位。
決勝トーナメント。
「ようやくみんながこの1年間目指してきた、みんなのドッジボールが見えてきた。
 年が明けてからずっと言っている『みんなは強い』というが何となくでも分かったと思う。
 自信を持って闘うだけです。」
そういって見送るだけで充分でした。
決勝は前回大会ベスト4で関東大会出場チーム。
ここに勝てなければ優勝はもちろんのこと、ベスト4すら望めません。
1セット目をなんとか切り抜け2セット目。
休憩時間も余計なことは何も言いませんでした。
「自信を持って闘いなさい。みんなならできるはずです。」
会場一杯に響く子どもたちの声。
この日、サブメンバーとしてジュニアの4年生3人をベンチに入れていました。
「オフィシャルは怖いです。」と言って試合に出たがらない4年生3人。

2セット目も終盤。残り1分を切りリードを保ってます。
撃っては撃ち返し、取られては取り返す。その度に子どもたちの声が響き、笑顔があふれます。
「オフィシャルの試合出てみたい?」
ベンチ横の4年生3人に聞いてみました。
「はい!かっこいいです。やってみたいです。」

私が6年生に期待すること。
「●●のような選手になりたい!」
「去年の6年生を超えたい!」
そんな姿を5年生以下の後輩たちに見せて欲しい。
そうすれば、このチームはいつまでも強いチームになれると思うから。

まだまだ課題もある。まだ2週間ある。
最後の最後まで、できるところまで進んでいこう。

今週の月曜日から出張のため練習に参加できず。
帰宅すると次男坊が練習のことでプンプン(*`Д')

話を聞くと、月曜日のフォーメーション練習。
人数も少なく、来年度を見据えてジュニアの4年生・3年生メンバーも入れてのフォーメーション練習。
次男坊はいつも言われている通り、肩コースの厳しいところを狙ってパスをしたところ、6年生のRが「3年生のSはまだ可哀想だから顔を狙うな!」と怒られたとのこと。
次男坊としては3年生のSの実力を認めており、来年度のことを考えるとどんどん当たってボールに慣れるべき。Sならすぐに慣れるはず。なのに6年生は甘いことばかり言いやがって!とのこと。笑

まぁどっちでもいいけど。。。笑

でもふと考える。
「ヘッドアタックになる選手とならない選手の違いは?」
そういえば、ヘッドアタックをもらう(もらってしまう)選手はいつも同じような顔ぶれだな。
なぜAやY、Oなどヘッドアタックをもらわないのだろう?

①きちんとボールを見ている。
②きちんとボールに反応して避けている。 →ヘッドアタック少ない
③きちんとボールに反応できないからヘッドアタック。 →ヘッドアタック多い
④きちんとボールを見ずに逃げている。 →ヘッドアタック少ない →けどすぐに当てられる

A、Y、Oに共通すること。
ヘッドアタックになるということはそれだけしっかりボールを見ている証拠かも。

今度からヘッドアタックの際に選手のもとに行ったときにこう言おう。
「ちゃんと最後までボールを見ていて偉かったね。次はしっかり避けよう。」

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