ドッジボールのつぶやき

次男坊が所属していた競技ドッジボールチームのスタッフとして子どもたちと一緒に悩み、一緒に喜んでいます。 日々の練習・試合で感じたこと、思ったことを備忘録として残していきます。

2020年12月

今日は大晦日。
この1年をふりかえってみる。

1月
2019年度チームにとって年明け最初の大会であったドッジやろうぜ杯で、戦績は残せないまでも確実な進歩を感じた月。

2月
全国予選をベスト8で終えて迎えたくらづくり杯。感じていた進歩が初めての決勝進出という形になった。
しかし、それと同時にコロナの影を感じた2月。

3月
突然の全国一斉休校。
卒業ドッジの開催が危ぶまれる中、市内チーム主催の交流会で最後の1セットをらしい試合を見せてくれた19年度メンバー。
突然の最後だったけど格好よかったよ。

4月
緊急事態宣言に伴うチーム活動の休止。
しかし、新チーム6年生6人で市内の公園・グラウンドでの自主練習。
再びコートに立つときは必ずくることを信じて。

5月
続く緊急事態宣言に伴う活動休止。
それでも、自主練習は続く。
動画の共有で仲間も頑張っていることを確認。
少しずつグラウンドに集まるメンバーが増えてきて、陽射しと笑顔が眩しかった5月。

6月
ようやく緊急事態宣言解除に伴い、チーム活動を再開。
しかし、体育館はまだ使えず、近所の神社の境内のグラウンドをお借りしての練習。
それでも、全員で練習ができることが嬉しかった。いっぱい汗をかくことが嬉しかった。
挨拶・返事・整頓
基本的なことを徹底した6月(笑)

7月
暑さが本格化し、練習場所を市民センターの軽体操室に。
スペース的には狭くなったけど、床が滑らないことが嬉しかった。
最後の週には、市内チームさんのご厚意で体育館での合同練習。
新チーム初の試合を経験させてもらいました。

8月
新人戦で1回敗退。
自分たちの立ち位置を思い知るスタート。
しかし、体育館が開放され久しぶりの練習再開。
が、お盆明けから再び閉鎖。ジプシー生活に。。。

9月
体育館が取れたらお互いにチーム同士で声をかけあう、市外チームも合同練習を受け入れて頂くなど、県内チームの皆さんに助けられた1ヶ月。
実戦のなかで1つずつ課題を明確にして、1つずつ階段を登った9月。

10月
引き続き、市内チーム・市外チームの皆さんに支えられながらのジプシー生活。
少しずつ交流会も増えてきた。
同時に季節が夏から秋に変わることを感じ、ゴールをイメージする季節であったことに驚いた10月。

11月
秋の選手権で今年度初の決勝進出。
結果は準優勝。
まだまだということを思い知らされる。
北関東大会で活躍する県王者のプレーを見て、一瞬、目標を見失いかけたけど、逆になにを為すべきかをみんなで考えた11月。

12月
選手の気持ち、技術レベルともに上向きで迎えた12月であったけど、感染拡大により少年少女大会は中止。そして、楽しみにしていた正月明けのドッジやろうぜ杯の中止も決定。
12人のメンバーが揃わなくなった後半の交流戦。人数差があっても勝ち切ることに拘る姿にジュニアの頃から変わらない大切なものを感じた12月。


十分な舞台を整えてあげられなかった卒団生たち。
これまでのような練習環境・大会がままならなかった今年度メンバー。

それでも、これまでの誰よりも多くの人の支えと想いでなんとか年末を迎えることができました。

特に県内チームの皆さんには、本当に沢山の支えを頂きました。ありがとうございました。

多くの皆さんの想いに感謝し、年明けからも混迷の道すじのなか、それでも子どもたちと今しか感じることができないことを大切に笑顔でドッジボールを楽しみたいと思います。


この週末の26日(土)・27日(日)は定例練習の予定でしたが、26日の午前中に監督から連絡。

「新型コロナの感染防止の観点から今日(土曜日)で練習納めにしましょう。
 年明けも4日からではなく9日(土)からにしましょう。」

埼玉県も日に日に感染者が増えている状況。
できることを1つでも取り組むことが必要。

ということで、急遽、練習時間も少し短めにしての練習納め。

先日の交流会参加を辞退したメンバーも集まり、6年生6人、5年生5人、3年生3人、2年生2人の計16人が参加してくれました。

練習前に選手を集めます。

「新型コロナの感染者数が増えています。少しでも感染拡大を防止するため、チームの練習も今日までとして、年明けも9日からにします。2週間、練習はないけど、各自がしっかりと自主練に取り組むことを期待しています。
 そして、またいつ、ドッジボールができなくなるか分からない状況です。
 もしかしたら、年明けの9日も練習場所が使えなくなるかもしれません。
 だから、今日を含めて1日1日の練習、交流会を真剣に楽しむことを忘れないでください。」

今年最後の練習。2週間のオフに入るのであまりギリギリやっても意味がないので、この日は少しボールを投げることを中心としたメニューにしました。

フォーメーションもどきのようなメニューでも、アタッカーの攻撃陣だけでなく、全員がアタックを撃つようにしました。

5年生は、もっともっと思い切り投げる意識が必要かな。
でも、逆に言えば色々考えながらプレーしている証左として、それはそれで嬉しかった。

3年生は「ジュニア関東に向けて」をテーマに、思い切り投げることができていたね。
1月以降は、もう少しパスとパスからのアタックの正確性について学んでいこう。

6年生はアタッカーを含め、全員がしっかりと意識したプレーだったと思います。
少しずつ、1つのプレーに対して「●●しなければ」とか「●●するとどうなるだろう?」といった「考えること」が身についてきたように感じます。
勝つ・負けることも大切ですが、自分たちで考えてプレーすることの面白さを残りの1ヵ月で学んで欲しいと思います。

最後は、練習に来られなかった監督やコーチに向けての一年間のお礼を伝える動画撮影をして終了。

勝つための技術以上に、スポーツ選手として「感謝すること」をしっかりと身につけて欲しいと思います。

6月からスタートした今年度のチームの活動も年内はここまで。

新人戦の1回戦負けからスタートして、1つずつ1つずつ課題を克服してきた9月以降の4ヵ月。
練習場所の体育館が使えないなか、沢山のチームに手を差し伸べてもらった9月・10月。
そして、11月にはなんとか決勝の舞台にまでは辿りつけたものの、まだまだ足りないものを実感させられた11月・12月。

短い期間であっても、中味は濃い半年だったかな。

また、年明け元気な顔で集まろう!



昨日はクリスマスイブ。
朝一番でスタッフラインで監督からクリスマスメッセージのGIFが送られてきた。

すると、審判をしているスタッフから
「こんな時期に国をまたいでの移動ですか!笑」とのつっこみメッセージ(笑)。

東京都も800人を超す新規感染者。
埼玉県も連日、1日の新規陽性者数が過去最高を記録している。

こんなときだからこそ、少しのユーモアで心のゆとりを忘れないことも大切

今週末の土・日で年内の練習は終了予定。
土曜日は少し長い時間できそうなので、しっかり基本の確認をしたいな。
年明けからすぐに大会や交流会が予定されている。
それに向けて前進あるのみ。

長男坊の高校は冬休み期間は部活は休止だそうだ。

年明けになってどうなるかは分からない。

もしかしたら、今週末の練習が最後になるのかもしれない。

「これが最後」

スポ少活動の一番の目的は「育成」だと思っている。
選手として。そして人間として。
努力を続けることの大切さ。
目標を達成することの喜び。
そして、最後まで続けるということがどんなに大切なのかを学ぶ。

この最後が明確にならない状況。
1日、1日を最後のつもりで。
1日、1日を最後になっても悔いが残らないように。

それを言い続けることになりそう。

それでも、桜の花のつぼみが膨らむころまでなんとかならないかと祈る年末。

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