ドッジボールのつぶやき

次男坊が所属していた競技ドッジボールチームのスタッフとして子どもたちと一緒に悩み、一緒に喜んでいます。 日々の練習・試合で感じたこと、思ったことを備忘録として残していきます。

2021年02月

年が明けて、再びの緊急事態宣言。
もはや『ホームコート』ではなく、『ホームグラウンド』というにふさわしい神社の境内の小さな広場。

練習開始の体操をしている選手たち、とくに6年生たちの背中を見ていると、ふと感じた。
「大きくなったなぁ」
決して人間としてではない。
単純に物理的な身長・体重のことだけど。。。笑

毎年、他のチームの指導者の皆さんから「みんな大きいねー」と声をかけて頂く。
まぁ、私からすればみんなチビ助どもなのだが、確かに開会式の整列などの際に、後ろから見ていると平均的に大きい。。。  と感じる。
というより、ほかのチームが小さい?のかもしれない。

まぁ、それはともかくとして、我がチームの6年生たちもいつの間にか「中学生」になる準備を始めている。(あくまでも身体であり、頭の中味はわからん(笑))

次男坊と同級生ということもあり、いつまでも「子ども」に感じてしまう今年の6年生。

肩幅がここのところ大きくなってきた。

足のひざ下がすらりと伸びてきた。

この時期になると、OBである当時の先輩6年生たちを見て「大人になってるなー」と感じたことを思い出す。

成長を感じる嬉しさ半分
別れのときが迫っているとわかる寂しさ半分

最後の1ヵ月。頑張ろう。


「負けたことがあることは、この先の財産になる」

私の大好きなマンガ、スラムダンクにおいて
それまで全国大会を制覇し続けるチームが、初出場の主人公のチームにまさかの二回戦負けを喫し、肩を落とす選手たちにかけた言葉です。

今年度は、この言葉を何度も思い出す1年でもありました。

緊急事態宣言・休校から始まった今年度。
6月からチーム活動を再開し挑んだ新人戦。
1回戦で強固な守備と巧みな攻撃力を持つチームにVポイントで敗戦。
その後の夏休み期間の交流会でも思うような戦績が残せないなか、「もう負けたくない」という気持ちが秋の成長に繋がったと感じています。

新人戦で敗戦したチームとの秋の交流会。
Vポイントでまたも負け。
「夏の悔しさを忘れるな」
その一言で残りの試合を押し返した。

8人しか参加できなかった冬の交流会。
「負けて終わるのか?」
その一言で12人の相手が1人になるまで守り抜いた守備陣。

負けたことがある。

立ち上がる、走り続ける理由になるのです。

最後の舞台もまもなく。
もう一度、「負けた」経験を思い出す必要があるな。

そう考えるほど、常勝軍団というものの凄さを痛感する。

昨日、23日(祝)は県大会の開催が中止となったので、チーム活動はお休みの予定。
21日(日)の練習が終わる際、監督から「23日は俺は来れないけど、練習できるかな?」。

お借りしているグラウンドは問題ない。
ただ、家庭の用事を組んでしまっていることも考えられるので、「来られる人だけで」ということで急きょ緊急招集!!!笑

それでも、6年生4人、5年生4人、4年生1人、3年生2人、2年生1人 計13人が集まれました。

次男坊はお昼ご飯を学校のクラスの級友たちと食べに行くという卒業遠足の予定が入っており、少し早めに早退。
6年生のOも祖父母のお家に久しぶりに行くので一緒に早退。

ドッジボール以外の時間も大切。

人数が少ないこともあり、普段はやりたくてもできない全員でアタック練習をやりました。

とにかく、走りこんでボールをキャッチして投げる。

これが意外と難しい。

向かってくるボールのタイミングに合わせて走りこんで迎えに行く際に、足のステップが合わなくなる。

器用にこなす選手。
ドタバタになる選手。笑

それでも、みんな一生懸命に取り組むことができました。

1時間もするとそれなりの形に。(それなり。笑)

普段の限られた時間のなかで、なかなかやらせてあげることができない練習。
こんな時間が大好きです。

最後は、ジュニア関東大会に向けて、4年生以下のみの4人が守備で5・6年生によるアタックの猛攻。
守備強化です。
10本連続キャッチがノルマ。

3本・4本くらいまではいくけれど、そこで必ず6年生にしてやられます。

4年生・3年生は普段はオフィシャルメンバーです。
守備力は悪くありません。
しかし、まだまだ声を出して盛り上げようというところに物足りなさを感じていました。

「これおわんないよー」
必ず当てられる2年生のYが文句を言います。

「いやなら止めてもいいよ。強制はしないよ。」
笑顔で答えます笑

すると4年生のSが
「まず一本」
「残り8本」
「大丈夫。次もいける。」
声をかけ始めます。
すると3年生のKとTもキャッチをすると「ヨッシャー!」と喜びを表現しはじめます。

ちょうど終了時間になるというとき、見事10本連続キャッチを決めてこの日は終了。

「なんで監督は急に練習をするように言ったのか?」

とりあえず練習はしたものの、ずっと疑問だったこと。

14日に迫っている最後の県大会である卒業ドッジ大会に向けて、まだまだ課題がありすぎ笑。

まぁ、確かに。。。

それでも、ふと思いいたる。

「今日は、選手権が予定されていた日だ。
 緊急事態宣言が出ていなければ、今日、最後の大会だったんだ。」

多分、そんな日だからこそ練習をしたかったのかも。
失敗したなぁ。当初からお休みにしないで練習にすべきだったと反省。

きちんとした環境でなくても、十分な時間でなくても、人数が揃わなくても
何かしら成長を感じることができる。
無駄な時間などない。

 

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