昨日、ニュースで全国高校総体(インターハイ)中止のニュースを聞いた。
ニュースでは、全国大会を目指していた高校生の声もあった。
でも、そこが本質ではないと思う。

私も私のチームの選手たちも、2か月ほど前までは「全国大会」を目指していた。
でも、正直まだまだそのレベルではない。
でも、「全国大会を目指す真剣な勝負」を楽しんでいた。
真剣な勝負を目指すから「真剣な練習」を楽しんでいた。

高校生だって、中学生だった、小学生だってみんな同じだと思う。

全国大会への切符は1枚。その1枚の切符というのは「結果」。
その切符を目指す過程を楽しんでいた。

いつになったら、学校が再開されるのかわからない。
たとえ、3か月でも、2か月でも、1か月でも活動できる期間があるのであれば。。。。
せめて県大会は開催してあげてほしい。
県が難しければ地区大会だけでも。
地区が難しければ市内大会だけでも。
市内大会が難しいならせめて、数校・数チームが集まったプライベート大会でも。

「次の試合で勝つために」
たった1回でもいい。その1回にかけて真剣に楽しむ時間を作ってあげてほしい。

選手という子どもたちをとりまく大人たちはもう一度思い出してほしい。
自分が学生のころ、真剣に取り組んだあとの満足感を、達成感を。
あの感動を子どもたちにも体験して欲しくて指導者となった想いを。

全国大会という場でなくても、子どもたちはきっとわかってくれる。


最近、アマゾンプライムビデオで大好きだった仮面ライダーの映画を見まくっている次男坊。
「1回だけでも大会ないかなぁ。。。
 そんとき、このセリフをみんなで言いたいなぁ。」

そう、私も大好きだったこのセリフ。

「最初からクライマックスだぜ」

最初で最後でもいい。全力で闘えるクライマックスを信じて。