この週末の土・日はいつもの通り、近所のグラウンドで集まれる子どもたちだけでの自主練習会。
2日間とも夏の陽ざしのなかで、子どもたちも見守る大人たちも汗だくで頑張りました。

集まるメンバーはいつも一緒。
いつも通りランニング、ラダートレーニングのあとにパス練習。

一生懸命投げてるんだけどね。。。うーーん。。。。

みんなを集める。
「パス練習ってなんの練習しているの?」
4年生S「相手の取りやすいところに投げる」
5年生M「ボールを取ったら早く投げる」
6年生H「相手の胸に投げる」

「それは練習するときに意識して取り組むべきこと。注意点だね。
 パス練習は、味方にボールを渡す練習なんだよ。
 ボールをキープしなければいけないとき。
 もし、ボールを持って相手のコートに入っていいルールなら、抱えたまま外野まで突進して外野選手に手渡しすれば絶対にボールキープできるよね。でも、そうするとラグビーみたいにタックルとかしないとボールを奪えなくなるね。
 10m離れた味方にボールを渡すための練習。投げる練習じゃないんだ」

やっと、パス練になる(*・ω・)ノ

それでも6年生のAのボールは安定しない。
というより、全く自分で意識して変えようとしていない。

練習に参加してくれている中1OBのHに「Aとパス練して。Aに投げ方を教えてあげて。」

HとAでパス練。黙々と。。。。。

Hを呼ぶ。
「Aの投げ方を見てごらん。自分が考えている投球フォームと何が違うのか?
 どうしてAのボールが左右にぶれるのか?自分の投げ方との違いを見つけて指摘してあげて」
HがAに投球フォームを見せている。
もう一度Hを呼ぶ。
「見せることも大切。だけど、何をどうすればいいのか?言葉で説明してあげて。
 Aが分かるような言葉で」
Hが色々とAと話している。少しずつAのボールの軌道が変わってくる。

休憩時間。Hを呼ぶ。
「OBになったら自分が上手くなるために練習に来るのはダメだ。
 後輩たちを勝たせるためのお手伝いに来ているんだ。
 でも、後輩たちに教えるというのは、自分の技術を言葉にすることだから決してHにとって無駄にならない。言葉にすることで自分も気づかなかったことに気づくこともある。そうすればHもまだまだ上手くなれる。
 早く、教えることに慣れていこう。」

学校が始まれば中学校が忙しくて練習に来てくれる日も少なるなるだろう。
でも、いつか後輩たちのために、このチームのために指導者として帰ってきてくれる選手を育てていこうと思う。

子どもたちだってかつて選手として活躍したOBに言われる方が素直に聞けるしね(゚∀゚)アヒャヒャ