先日の自主練習会。
改めて大切なことが1つ。

ランニングメニュー、パス練習を終えてからのキャッチ練習。
その後は実践的な練習ということで、守備陣を一列に並べアタッカーがアタック。
もっとも初歩的なアタック・キャッチ練習。

せっかくの自主練習会なのでアタッカーだけでなく全員がアタックを撃つ。

①アタッカー
横一列に並んだ守備。やはり、アタックを撃つならば当てたくなるのが心情。
みんな取りにくい足元を狙う。
しかし、ことごとく地面にアタック。。。。

②守備
照りつけるような太陽。
ランニングメニュー等をこなし体力的にも精神的にも厳しいなか、ただただアタックを正面から受けるのは精神的にキツイ。
ポロポロとボールを落とす。
ヒザにボールを当てて、ボールが明後日の方向に飛んでいく。。。。

みんなを一度集める。
「この練習は何の練習をしているの?」

4年生「キャッチの練習」50点
5年生「しっかりと肘を曲げて身体で包む練習」50点
6年生「・・・・・・・」0点!!!

「いつも試合で監督はなんて言っていたのか思い出してごらん。
『正面のボールを落とすな。当たっても必ずボールを残せ。』って言ってなかったっけ?」

「ターンもない。正面から必ずアタッカーが撃ってくるんだ。迷う必要もない。
 試合で言えば、最後の1投の瞬間だ。その最後の瞬間がしっかりできていなければ、ターンの練習しても結果は同じだよね。
 だから、まずは正面のボールをしっかりキャッチする。最悪でも自分の正面にボールを落とす。
 この練習をしているんだよ。」

「次にアタック。監督はいつもなんて言っていた?」
5年生「思い切り投げろ!」50点・・?そんなこと言っていたっけ???(゚∀゚)アヒャヒャ
6年生「床に撃っても誰も当たらない」95点。

「じゃ、どうすればいいと思う?」
4年生「相手の正面に撃つ」100点。

「そう。今は相手の正面にしっかり当てにいく練習をしよう。
 キャッチされれば、相手の守備が上手なのか、自分が弱いのか。
 でも、相手がミスをすれば当たる。『当てる』のではなく『当たる』のをまずは狙うこと。
 『当たる』ことが狙えるようになって、初めてもっと『当たる』ようにコースや角度をつけるんだ。
 まずは、正面にしっかり思い切り撃つ。」

練習再開。
いい感じ。思い切り相手の胸元に向けてしっかり投げ切るアタック。
しっかり、身体を使ってボールを掴みにいくキャッチ。
やればできる。

なんの練習をしているのか?
これを意識していなければ、ただの作業。
これを意識できれば、同じ時間でも進める歩み(進歩)は全然違う。

たかが自主練にするのか。
貴重な自主練にするのか。
その違いは意識の違い。