この週末、27日(土)は途中晴れ間ものぞく中、神社の境内をお借りして外練習ができました。
日曜日はあいにくの天気のため中止。。。。まぁ、しょうがない。

今月の6日から始まった外練習でのチーム練習。
2時間という限られた時間のため、なかなか思うようなメニューもできない。
そろそろ子どもたちも飽きてくるころ。

1つのことをしっかりできるようになるまで。
最も理想的な練習方法であり、それを目指したいとは思うけど、相手は小学生。
パス練習・キャッチ練習だけでは飽きてしまうよね('A`)

そこで。。。。
グラウンドには、いつも10m×10mの正方形にスズランテープでラインを引く。
ドッジボールのハーフコートのサイズ。
この日は、その先にもう1つ正方形のコートを増設。
ドッジボールコート1面の完成。(いびつな台形だし、外野のラインはないけど(゚∀゚)アヒャヒャ)

「試合やるの!?」早くも2年生が目ざとく聞いてくる。
「試合でボールに当たって泣かないなら試合やってもいいけど。どうせ泣くだろ?」(゚∀゚)アヒャヒャ

3週間経過したこともあり、若干曇り空ということもあり、少し休憩時間を短縮したりして何とか紅白戦の時間を確保。

まずはジュニアチーム対オフィシャルチーム。
外野のラインもないので、
①サイド攻撃はなし。
②当たっても外野に出る必要なし。アウトの数を多く取った方が勝ち。
という変則ルール。

ジュニアチームの狙い
①ディフェンスラインがいる中でしっかりとパスをつなげることができるか?
②しっかりとアタックを撃つことができるか?

やはり普段、ディフェンスラインがいないパス練習しかしていないので、途端にボールが安定しなくなる。
でも、途中からサイドを狙ってパスカウントを0にしようと努力している姿が見られた。
アタックを撃つためにはその前のパスをしっかり投げないといけないということを理解できました。

続いて、オフィシャルチーム+ジュニア4年生・3年生を入れての紅白戦
紅白戦の狙いはただ1つ。
ルールを理解して、どうすることが勝利に近づくのかを見つけられるか?

1試合目。アタッカーのコンビネーションが合わず狙い通りの展開にならず。。。。
2試合目。アタッカー同士の撃ち合いに。。。
3試合目。ようやく何人かが気づいたよう。

時間も過ぎたので練習終了。
みんなを集めてミーティング。
オフィシャルの紅白戦の狙いを説明。
「アウトになっても外野にいかなくていい。アウトの数が多い方が勝ちという変則ルール。
 勝つためには、どうすることが必要か?」

「アタックを沢山撃つ」

「そう。でも80点。そのために一番大切なことは?」

「ボールをキープする?」

「でも、それではアタックの本数が減ってしまう。」

みんな思案顔?「このおっさん何言ってんだ?」の2年生(゚∀゚)アヒャヒャ

「Hがアタックを撃つ。それを受けたH。当たりました。ボールはどこにある?」

途中、気づいた様子だった5年生Hが小声で答える。
「ボールを残す。」

「正解!アタックの本数を多く打つためにも、守備側は絶対にボールを奪わなくてはいけない。
 相手のアタックの本数を減らし、味方のアタックの本数を増やすことになるんだから。
 キャッチすることがもちろん100点だけど、アウトでも残せば80点。コートに残せなければ0点。
 いつも監督が言っていたよね?こういうこと。
 でも、コートに残すのはボールに当たった選手だけの問題かな?
 当たってコートの中を転がるボール。Hは途中から懸命に追いかけて何回かボールを残したね。
 ボールをコートに残すことは全員でやること。」

「今日のキャッチ練習を思い出してみて。
 4人1組でボールを全員でキャッチする練習したよね。
 その時になんのための練習と説明した?
 ボールを残すため。全員でボールを残すため。そう言ったよね?」

「1つ1つの練習メニューは試合においてやるべきことをコマ切りにして、1つ1つを確認するためのもの。それを全部つなぎ合わせて試合でできるようになること。
 これが勝つために必要なこと。
 試合と練習を別ものとしてやっていたら、その練習は全くの無駄になってしまう。
 試合のときに練習でやったことを意識できなければ、その試合はなんの意味のない試合になってしまう。全部1つで繋がっていることを忘れないで」

気分転換の試合でも大切なことを理解できたかな?