大会が近づくと色々考えなければと思うことがある。

その1つが、「負けたときに何をしゃべるか?」

勝ったときには、「よくやった」、「頑張ったな」という労いと「今日は一番強かった。でも明日は違う。」という戒め。これで良い。

選手たちは優勝を目指して頑張っているのに、その指導者が「負ける」ことを想定しているなんて!と怒られそうだけれども、市内チームの監督さんも同じように負けたときに何を言うのか?を大切にしていると聞いて安心した。笑

やはり、ベンチとしても勝って欲しいと思い、日々の練習を重ねてきたのだから、チームが負ければ悔しい。
まして、その負け方が「なんだそりゃ」みたいなときには、その「悔しさ」が「怒り」へと変わり、ともすると「叱責」という形になってしまう。

こうしてブログを書いているときには、冷静にそのように考えられるのだけど、いざ会場に入り歓声を聞くと途端に理性を失ってしまう自分は、指導者としてまだまだほど遠いのだと感じる点。

そういったこともあり、やはり負けたときのことを想定し、何を学んでもらいたいのか?を考える。

1年間、そして小学生の期間の何年にもわたり、ドッジボールという競技を通じて勝敗を経験する。
勝ったときには、指導者は何も言わなくて選手たちが自分で学んでいる。

負けたときこそ、学ぶべきことが多いと思っている。
そして、負けたときに学べることこそ、次の勝利にとって大切なものはないと思っている。

「勝って終わろう」

最後の目標を決めたけれど、やはり負けたときのことを想定して「何をしゃべるべきか?」を考える。

これがみんなに伝えることができる最後の機会になるからね。