ドッジボールのつぶやき

次男坊が所属していた競技ドッジボールチームのスタッフとして子どもたちと一緒に悩み、一緒に喜んでいます。 日々の練習・試合で感じたこと、思ったことを備忘録として残していきます。

ドッジボール

24日(日)は8:30~12:00までの定例練習。
保護者役員さんから、31日(日)に予定している卒団式の在団生の呼びかけ練習を8:00からやりたいとのことなので、8:00前に体育館到着。

既に体育館の前には5年生たちが全員揃っていました

6年生たちは20日の大会で活動終了。
今日から2024年度新チームのスタートです。

8:30前にひとまず呼びかけの練習を終え、さぁ練習開始と子どもたちはコートの中心に集まります。

「うーん・・・ちょっと待って。」
選手たちに声を掛けます。

『?????』
全員が振り返ります。

「先ずはチーム発表から。キャプテン・副キャプテンも決まってないしね

なるほどー・・・ということで全員一度、体育館のステージ前に集合させます。

何も言わなくても自分たちで練習を始めようとしたその姿勢は嬉しかったぞ.。゚+.(・∀・)゚+.゚
せっかく自分たちで考えて行動できたのにゴメンね

スタッフも揃ったので、保護者の皆さんも一緒にいよいよチーム発表です。

2024年度第22期
オフィシャルチーム
新6年生 9名
新5年生 4名
新4年生 2名  計15名

ジュニアチーム
新4年生 2名
新3年生 7名  計9名

総勢24名でのスタートです。
それぞれキャプテン・副キャプテンを指名します。

オフィシャルチームのキャプテンは新6年生のA。
4年生のときからオフィシャルチームのメンバーとして活躍してくれた選手です。
仲間たちに対する言葉遣いに難はありますが(笑)、何をすべきかを一番よく理解している選手です。

副キャプテンは新6年生のYと新6年生女子のR。
Yは4年生のときジュニアチームではキャプテンを務めてくれました。
自分から前にグイグイ出ていくタイプではありませんが、新6年生で一番長い経験と強力なアタックを撃つことから6年生だけでなく下級生たちからも信頼されています。

そしてRは女子選手特有の「しっかり言える」タイプの選手です。
昨年の大会で午後からの試合の前に5年生だけでアップをする機会がありました。
キャッキャッと騒いで遊んでいる5年生たちを遠くから見つめる鬼コーチ。

⚡スイッチに手を置こうかとした矢先・・・
『アップだろ!』Aが叱責しています。
言うことを聞かない男子軍団(゚∀゚)アヒャヒャ

『ほら、Aも言ってるんだから走ろう』Rがそう言って走り始めます。
しゃーない・・・
そんな感じで走りはじめる男子軍団。
母ちゃん叱られた男子坊主そのもの・・・(゚∀゚)アヒャヒャ

今年に入り新チーム体制についてスタッフミーティングで2人のOBコーチが推薦したのもうなずけます。

その後、新体制について選手・保護者の皆さんに説明。
①今季で退任する監督は、新体制では【総監督】としました。
 ご本人は『コーチでいいよー』とは言うものの、私たち自身もいきなりコーチとは呼びにくく。
 それに何より、OB・OGたちにとっては永遠に『監督』なので、これからもチーム全体のことを広く見て頂きたく総監督という形にしてもらいました。
②練習チームについて少し位置付けを明確にしました。
 これまでは、オフィシャルチームとジュニアチームと明確に分けていました。
 今年度は練習はチーム分けではなく、オフィシャルチームの練習は【チャレンジ(挑戦)チーム】、ジュニアチームの練習は【アドバンス(成長)チーム】の位置付けとしました。

挑戦チームは全国大会出場というチーム目標に挑戦するための技能・知識を習得することが目的です。
成長チームは、競技ドッジボールで闘うために必要な基礎的な体力・技能を習得することが目的です。

従って、5年生でも新入団員はしっかりジュニアチーム(成長チーム)の練習でしっかり基礎練習を積んでもらいます。
また、ジュニアチームの3年生や4年生であっても、十分に技能が達したと思われる選手は、練習はどんどんオフィシャルチームメンバーと一緒に練習して更なる技能向上を目指します。

まぁ、小学生なので言葉で言っても分かりにくいと思うけど、やりながら理解をすすめてくれれば大丈夫です

さて、早速練習開始。
と同時に新6年生メンバー+保護者の皆さんと個別に面談をさせてもらいました。

今年の新6年生メンバーはみんなキャプテンを目指していたはず。
それで指名されなかった。

個別面談では、キャプテン・副キャプテンをスタッフがどういう考えで指名したのか?
また、個々の選手一人一人に期待していることや6年生としての役割を伝えました。

今年の選手たちは図抜けた能力を持っている選手はいません。
しかし、競技ドッジボールは選手の能力だけでは勝てません。
むしろ「チーム力」が高いチームが勝つものです。

新6年生の選手たちも課題も沢山ありますが、それ以上に大きな魅力を持っています。
1人(1つ)では勝てないものでもチームメンバーの15個のそれぞれの個性を結集させることが大切な1年になると感じています。

なので、1人1人に私が何を期待して何をして欲しいのかをしっかり伝えました。

新チームの練習初日ですが、私は実家の墓参りのために10:30に早退。

総監督もいるし、OBコーチもいるし大丈夫でしょう

『ミニフォーメーションはどう分けますか?』
6年生のTが聞いてきます。

そう。キャプテン・副キャプテンに任せていてはダメ。
自ら積極的にチームのために行動しなさい。
さっき伝えたね。

「どうしたらいいと思う?自分たちで考えてやってごらん。」

新チームになり、総監督より監督の役割を引き継ぎました。

先ずは自分たちで考えさせ、やらせてみる。

今年の選手たちは、この点を大切にしていきたいと思います。

遠回りになるかもしれない。
でも、きっと君たちなら自分たちで答えを見つけることができる選手になると思うよ。

20日(水)の大会は、6年生たちに最後の大会であると同時に、もう1人の節目の試合でもありました。

これまで創部以来、20年以上にわたりチームの指導をして頂いた監督にとっても監督席に座る最後の大会でした。

監督は県協会の役員をしており、また地域活動にも熱心に取り組む方です。
20周年の節目ということもあり、今季限りで【監督】を降りることを決意されました。

12月にその旨を選手たちに伝えたとき。
「エーッ!」
「ヤダー!!」
という子どもたちの声を聞いて嬉しそうだったな

とはいえ、今後もチームスタッフとして残り、我がチームの行く末を見守り続けてくれます。

20年にわたりチームの監督としてお疲れさまでした。
そして、これからも宜しくお願いします。

さて、監督が退任ということで。。。。
僭越ながら鬼コーチが次期監督として指名されました。

まぁ、「鬼コーチ」の名称が「鬼監督」に変わるだけで、何か大きく変わることはないでしょう。
これまでも、【信頼という名の丸投げ(笑)】に胡坐をかき、好き勝手にやらせてもらっていたので・・
(゚∀゚)アヒャヒャ

これまで通り、後ろから暖かく見守り、そして分からないことはなんでも聞いてしまうと思います


監督交代については、前年度から言われていました。
この春、高校に進学する次男坊が卒団する際、保護者スタッフであった私としては「一緒に卒団する」か「俺は残って続ける」かの選択のときでした。

いつの日か、このチームを巣立ったOB・OGたちが指導者として帰ってきてくれる日まで続けようと思い、指導者を続けてきました。

監督から引き継いだこのバトンをしっかりと、次の指導者に渡すこと。

もう1つ。
大切な理由ができました。

今週末から新チームが始まります。

20日(祝)は栃木県のチームさん主催の「第6回 Zero8カップ」に参加させて頂きました。
東京・千葉・神奈川・埼玉・群馬・栃木・茨城・山梨の関東だけでなく、宮城県、福島県、長野県、静岡県からも参加のチームもあり総勢36チームの大会です。
しかも・・・
今月末に開催される春の全国大会に出場する東京都代表・千葉県代表・埼玉県代表・茨城県代表・栃木県代表、山梨県代表、宮城県代表、静岡県代表と36チーム中8チームは都県代表チームさんという豪華な顔ぶれ。
それだけではなく、惜しくも春の全国大会への切符は逃したものの、夏の全国大会の各県代表

大会を主催して頂きましたチームの皆さま、審判員の皆さま、対戦して頂きましたチームの皆さん、ありがとうございました

我がチームにとっては、この大会が2023年度チームの最後の大会。
同時に6年生たちにとっても最後の大会、そして最後のドッジボールになります。

予選は埼玉県代表・静岡県代表を含む6チームのリーグ戦。
上位4チームが決勝トーナメント進出です。

序盤に県代表チームにボコボコにされ、改めて全国大会に挑むチームの強さを思い知らされました
予選5位・6位チームによるチャレンジトーナメント戦に賭けようかと弱気の虫が騒ぎ出しましたが、ベンチスタッフのそんな気持ちはどこへやら・・・

持ち前の(笑)負けても負けても闘う気持ちだけは忘れずに、なんとか予選を2勝3敗で3位となり決勝トーナメントへ進出することができました

決勝トーナメント1回戦は福島県須賀川市の強豪チームさん。
昨年5月に交流会にご招待いただき、チーム合宿でお世話になったチームさんです。
互いに譲らない前半戦。
中盤から攻撃陣・守備陣ともに奮起し、3人差のリードを作り試合は終盤戦へ。
そこから相手チームの猛攻が続きます。
最後は外野から5年生が当てられるものの、なんとかボールを残して1人差で1回戦突破です。

ベスト8進出をかけた2回戦。対戦相手は予選リーグを1位で通過した神奈川県の強豪チームさん。
序盤からミスが続きリードを奪われる展開。

リードを奪われると直ぐに同点に、そして逆点を狙う今年度のチーム。

「5分後に勝っていればいいんだよ」

何度も伝えてきたけど、300秒しかない試合。

気持ちで攻撃を試みるも、相手の堅守に阻まれます。

最後の試合終了を知らせるホイッスル。



今年の生意気だった6年生たち

E。10月に入団したいと相談されたときは正直迷ったよ。
3月までにどこまでできるのか?
それでも卒業ドッジで楽しそうにプレーするEの笑顔を見て、そして最後もベンチから必死に声をかけるEの姿を見て仲間になってくれてよかったと思ったよ。

K。6年生になってもなかなかレギュラーメンバーに定着することがなかったね。それでも、君はいつも率先してチームの荷物を真っ先に担いでベンチに向かう選手だった。秋から守備陣としてようやくレギュラー定着。寡黙だったけど、君のプレーや最後の涙は君の闘志の表れだったね。

M。11月以降足のケガで思うような最後を迎えることができなかったね。一番悔しいのは君自身だと思う。守備が苦手だったけど、しっかり膝をついて綺麗なフォームでキャッチしたときのドヤ顔が大好きだったよ。

R。戻ってきてくれてありがとう。君が戻ってきてくれたおかげで、今年のチームの全てのピースが完成した。コートのなかで仲間と笑顔を交わす君の姿は本当に楽しそうだったね。

S。副キャプテンとして、チームの守備の要のセンターとして立派な6年生でした。キャッチをし両手を広げる姿は、「相手のエースからボールを奪う」という守護神そのものの姿のようで、沢山の5年生たちに勇気を与えたよ。

T。副キャプテンとして、チームの攻撃の要の元外野として1年間ありがとう。君は期待を絶対に裏切らない男だった。3年生のときから。なぜなら、君はやるべきこと・やらねばならないことを寡黙に取り組み続けることができる選手でした。チームのピンチを何度も救ってくれてありがとう。

K。コートリーダーとして、そしてカットマンとして、そしてアタッカーとして。沢山の役割を1年間ありがとう。今年の6年生で一番ドッジボールを頭で考えることができる選手でした。話すことは苦手だったけど、いつも話を聞くときは真っ直ぐに私の目を見て聞いてくれていた選手だったね。

Y。秋の交流会。君を初めて「エース」と呼びました。私のなかでエースとは、そのアタックでチームの仲間たちに勇気を与えることができる選手です。Yのアタックはそんなアタックだったね。
途中、肩やひじを痛めることもあったけど、最後までよく腕を振り抜いたね。

T。今年度のチームキャプテン。キャプテンとしては沢山のことを叱ったけど。。。(笑)
チームの絶対的守護神としてコートのなかでの君のプレーはなに1つ指摘した記憶がない。
そして、君のキャッチを決めたあとの笑顔がチームのエンジンだったね。

君たちの真剣に闘う瞳が大好きでした。
負けても負けても立ち向かう君たちの姿が大好きでした。

1年間、楽しかったよ。


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